(ネタバレを含む感想です。いきなりラストから始まります)
勘違い男.・part2 が出てきてお腹いっぱいなんですが
高橋さんから貰った「お互いを理解する為のアンケート」
…なぜそれを職場に持っていった…。軽率だぞ咲子ちゃん。「人に見られて一騒動!」なんて、もはや赤子でも見抜ける展開じゃないですか…。
い、いや、次なる波乱!という名の見せ場の為には、これも打っておかないといけない布石なのだ。第3話に客を呼ぶための必須アイテムなのだ。
作劇上の都合が見えた気がしてちょっと現実に引き戻される。
出た!同僚の「俺の」発言。 え、今時居るんですかこんな風にのたまう人。
あ~これ「キュンキュン」しないといけない所か!そうかそうか。こうして人は相手に望まれているリアクションを感じとって、その通りに動こうとするのか。あ、また話が脱線した。
多分ね、ここは後で効いてくる設定なんだよ、耐えろ私。
この勘違い男も「よき理解者」に変わったりして、最終回までつきあった人間にカタルシスのご褒美が与えられるんだよ。
そう、何から何まで自分の感性に沿った都合のいい展開なんてないだろう?
つまりそれだー。人との間で生きる以上、咲子ちゃんも高橋さんも自分を殺したり愛想笑いをして消耗してきた。
この勘違い男だって『望むもの(=咲子ちゃんの気持ち)』を得られないことが運命付けられている。(ここでは恋愛的思考の相違に関わらず)
想いを寄せたからってそれを相手に掬い上げてもらえるとは限らないのだ。私を100%受け入れてくれって…それは…哀しいけど、多分甘えだ。
人がいいのか無神経なのか、な義弟だって、彼は彼でのきつい戦いを職場などで経験していることだろう。
そして私も、ドラマが自分が理想とする展開と合致しない!からといってむくれてはならんのだ。
…いや、勿論、よっぽどストレスにしかならないのなら視聴を切るのも個々の自由です!
ただ私は、咲子ちゃんと高橋さんがどこへたどり着くのか気にかかるから次も見る。
…しっかしこの職場、咲子ちゃんが好きという設定の奴、一体何人居る予定なんだ?
「頑張る」とはなんだ
『ラスト一分の衝撃!』だけで長々と書いてしまったが、序盤で、幾度となく繰り返された「頑張る」という言葉が気になった。
そしてその都度やんわりと、高橋さんは否定する。
そんなもの別にいいのだと。
咲子ちゃんからしてみれば自分から提案した同居だし、役に立つことで居場所を得たい、ここに居ていいという安心感を得たい…という気持ちの現れかもしれないね。
ただ、「頑張る」っていうのは、自分というものをセーブして相手の要求に嵌めるような部分もあったりするわけで。
そんな頑張りはいいんだよ、咲子ちゃんも高橋さんも、今まで随分と無理してきたじゃないか。
そうだな。頑張らなくてもいい相手、弱った時に守られてると思える相手…をこの人生の中で探すのは…悪くないことかもしれない。
結婚という制度でなくても、同性でも異性でも、恋愛に限らずとも。 それこそ「味方」
後、ホント…高橋さんの言う『こういう人間もいる、こういうこともある、で話終わらないんスかね』にうなづいた。
自分と違う価値観に会ったらそんなのもあるんだで止めておけ。良いも悪いもない。
ついつい、自分側に立ったジャッジをしたくなる。私の見解の方が正しいと言いたくなる。
良いも悪いもない。いちいち反応したくなるそんな自分も含めて、ただ、見つめろ。
私に言い聞かす。
と、いうわけでまた色々考えてしまった30分だった。何だかんだで私はしっかり引き込まれているらしい。