聖火が通り過ぎて行った(過去日記より)

季節のこと

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まぁ、せっかくだし、聖火リレー見たいじゃない?

家を出てぽつぽつと歩き出す。 他にも見物目的の人が出てきている。
規制に引っ掛かった車が折り返してくる。

 

 

この辺にしようかな。
すると沿道の整理してた人に話しかけられた。(家族の知り合いらしい)

私からは「ボランティアに応募されたんですか」と聞いてみる。
「いや、『商工会からも何人か出せ』」と言われて」 へ~。

 

 

しばらくそこに居たが「もうちょっと歩いてみます」と言って足延ばすことに。

 

 

あれ…やっぱりさっきの場所の方が、直線で見通せてよかったかな。
コンビニの手前まで行って、あれ?もしかしてコンビニの前で聖火渡し?
じゃあもうちょっと近くまで行ってみる?てな感じでビミョーにジリジリした。

 

 

 

今、△△を出た、とか情報が入ってくる。まだまだだなー。けっこう遅いように思うんだけど
そのペースで予定時間にここまで来るのかな、来るんだろうな。

 

 

パトカーがじりじり走ってきて(ここぞと凝視した)
そして各種スポンサーの宣伝車がやってきた。

 

 

何か、ここが一番テンション上がった。 久しく見ていないTDLやUSJのパレードだ。

 

時間帯も相まって電飾がきれいに映える。

“おにいさん”や“おねえさん”がハイテンションで「あぁ、こういう仕事なんだろうなぁ」と思う。ギャラ幾ら出てるのかなぁ~。

 

 

こっちに来てからイベントらしいイベントに触れることがめっきり減った。

 

 

きっちりヘアメイク。この業界独特の声の出し方、喋り方、笑顔の作り方。作り物の世界。

でもそれもこれも非日常、夢の世界を構築するのに必要なもの。

 

 

美しい作り物の世界。久々にこの非日常の世界に触れた。

 

 

まさに祭りが、祭り囃子が駆け抜けて行った。

 

 

その中で、コカ・コーラボトラーズのおにいさんが飲み物とタオルくれたから、ありがたくいただいた。

 

広告宣伝費として折り込み済みで、ふんだんにばら蒔いているんだろうが、金かけてるなぁ、豪気だなぁと思った。

 

少し寒くなってきたところにタオルはありがたかったし【TOKYO 2020 OLYMPIC~】と日付と県名がプリントされてるのがいい記念になる。

 

ほほ~、するとこのタオル、一年間倉庫に突っ込まれていたことになるのか?

 

金出してまで公式グッズを買う気はないが、例え大会がなくてもこれはいい記念になると思った。儲けた!

 

 

やっぱりコンビニ前がトーチ渡しの場所だった。
あの、後ろからついてくるバスに、リレー要員が乗り込んでいるらしい。

 

 

おおお、何か、ちょっと感動というか、今までニュースで見ていたのと似たような光景が目の前で展開されていることに興奮した。

 

ついつい動画撮りたくなるが、いやいや、こういうのは目と記憶に焼き付けておいた方がいい、       どうせそんなに見返さない…撮っちゃったけど…。

 

 

あっという間に終わった。

 

 

裏道を通って帰る…が、これ早歩きしたら進行方向先回りできるんじゃないの?

 

 

かといって猛ダッシュするのもなぁ…。

その傍を中高生らしき一団が自転車で抜けていった。追走しているみたいだ。

 

あぁ、祭りだなぁ。 彼らの後ろ姿見ながら思った。

やっぱり人には祭りが必要なんだなぁ。

 

特にこの地域、コロナの影響も何事もないんだけれど、それでもみんな一年以上祭りから遠ざけられて、どこの神社の例大祭も、神職の拝礼のみ行って、後は縮小されている。
みんな祭りを待っていたんだ。

 

トーチの灯りらしきものが左から右へ通りすぎていった(あ、しまったやっぱり走ればよかった)

 

 

 

撤収準備しているガードマンのおじさんに話しかけられた。

 

「あー、終わった終わった」

 

私笑い返す。

「昨日はこ~んな(ジェスチャー)すぐ後ろを通ってった」

「残念でしたね、今日は裏道(担当)で」

「△△では…(聞き取れなかった)…すぐ傍を◯◯が」

 

少なくとも、ウチの県内では両日各地の警備に立たれたのだろう。

 

「儂はこれが最後やろうし」

 

返す言葉に迷った。

 

私には、ギリギリ次はあるのだろうか。

 

 

五輪本番がどうなるのか私は知らない。

ただ、自転車の少年らが追いかけていったように、地方の小さな街に、祭りは時々あった方が
いい。

 

こんな小さな街が、毎年の限られた楽しみを我慢しているのは、やはり歪だ。

 

 

突然、夕方の川が目に浮かんだ。

 

県境や市境になる、ちょっと大きな川。

 

夕方になるとキラキラ輝いて、その上を車の列が渋滞しながら渡っていくんだ。

 

何の変哲もない日常。

 

私たちの国は、そんな小さな街と日常の寄せ集め。

 

私たちの預かり知らぬ所で、大きなイベントが開かれようとしているけど、どうぞこの小さな街の一つ一つが幸せでありますように。

 

 

 

 

 

焼肉屋の前に、あからさまな五輪関係の車が停まっていた。

 

まぁ、そうだよね。

私も『これは予算出る/経費に含まれてる』と思えば…100円200円お高いお弁当を頼んだ覚えあるもん!

 

只 …この車、凄く目立つよ。

 

 

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