ベランダへのドアを開けると秋の空が目に飛び込んできました。
いつの間に青がこんなに上空まで持ち上がったのかと驚きました。
つい10日程前には、もっと夏の名残りがあった筈なのに。
季節とは不思議です。見落としている間にも刻々と移り変わってゆきます。
もうやらない
いずれ『手放し記録』に書くかもしれませんが、衣装ケースの底にあったものを、また一袋、手放しました。
既に小道具の一つを欠いている為、これを着て出かけられもしません。
多分、この先の生活を考えても出番はありません。欠けた備品を買いなおすこともないでしょう。
つまり、今後も要らない、使わない、
じゃ、そこまでわかっていたのに何で持ち続けていたのか。
う~ん、『オトナの嗜み』として齧ろうとした…?
『できて当然』に賛同するのがその場ではいいように思えた…?
それで、そうしてしまったのでしょう。
今まで人に勧められたもので、新たな世界を見せてもらえたものもありますし、乗っかってみたご縁で広がっていった事も、もちろんあります。
だけど昔の自分と、そして今の自分になっても真に興味が沸かなかったものも確かにあります。
こういう時は撤退するも勇気だな、と思いました。
勧めてくれた相手に悪いからと、お茶を濁してきたことで、時間とお金の浪費になり、相手にも自分の本心にも不誠実なことをしてしまいました。
時間は限られているから
そりゃ、色んなことができたら素敵です。
現状に甘んじることなく、軽やかに挑戦を続けていきたいものだと思います。
でも、それもこれも、惰性で続けているものや、悪しき習慣を放出してから。何かを見直さないと新しいものが入る余地も生まれません。
一日は24時間と限られているのだから、何もかも手を出せるわけじゃないし、全てこなせなくたっていいんです。
だから今度こそ、本当にやりたいことを選び取っていきたい。
選んでいけるって素敵だな。
自分にも、そろそろそれができる予感がします。
昼間に、も一度空を見上げて、そう思いました。