祝・ブログ投稿500記事!! &【ネタバレあり アリスとテレスのまぼろし工場 感想】

めでたいこと

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 ブログ投稿 500記事目となりました!!

 

家の片付けネタや、競馬やら

節操なく、ちまちまと書き続けた当ブログも、なんだかんだで500記事となりました!

 

なにか有益な情報を提供できるわけでもなく

すてきな暮らしぶりを披露してるわけでもない。

 

 

 

初めは訪問される方も全くなかったのですが

少しずつ見てくださる方も出てきて

 

そんでもって、これだけはアクセス数突出してたりして。

 

 

皆さまありがとうございます!!

 

 

 

少し前から500記事を迎えることを意識していて

 

「よし、タイミング的にもちょうどいいから、500回目は

大好きな(中島)みゆきさんが主題歌の
『アリスとテレスのまぼろし工場』の感想記事

にしよう!!」

と決めていました。

 

が、これがけっこう…なんというか、一回見ただけでは難解映画だったな。

 

500回の記事に選ぶには、ハードル高かったかもしれん。

 

 

ネタバレ含みます!! 

これから鑑賞予定で、必要以上に情報入れたくない方はご注意ください!!

 

 

 美術凄すぎぃ!!

 

湾の感じとか、製造業を生業にしているところとか(一つの企業に町が頼り切っているところとか)

「あ! 県下の○○町に似てるな~!!」と思いました。

 

ロケハン来られたんじゃないのぉぉぉ???

と、興奮しましたが

岩手県説がありますね。

ま、そうか。 雪はまぁ降らないもんな、こっち。

 

 

けれど、このサビサビ具合。
シャッター商店街は夜のせいか、それとも昼からこうなのか。

誰の心にも多かれ少なかれありそうな、地方の町のリアルがあります。

 

 

それから、生活感ある家の中がリアルだったなぁ~。

個人的には 『玄関上がって左手すぐ階段の手擦り』が
実家と、親戚の家と、友達の家混ぜたようで、既視感あって興奮しました。

 

 

 生々しいこと

 

『幼い子向けの映画の上映前に、当作品の予告編が流れて凄く動揺した』
という書き込みを見たのですが。

 

 

あー。まぁー。あー。

 

予告、インパクトありましたもんね。

 

 

5歳くらいで、以降は意図的に精神年齢の成長を止められている五実ちゃん。
体の線見る限りは10…11歳くらいになってるのかな。

 

彼女に関しては、そんなに眉をひそめる程のものは感じませんでした。

絵も声も、あどけない魅力が出てて凄いなと思ったし。

獣のような親愛の情の示し方も「幼児期+育ち方」で腑に落ちたし。
本編において、そこまでいやらしさは感じなかった。
(あ、チーズパンの食べ方は、ちょっとあざとかったかも…)

 

 

 

まぁそんな五実ちゃん(推定年齢5歳)も

10年経てば、主人公とその友人たちのように
性的衝動がぶつかり合うようになるんですね~。

.

 

すげーなー、ヒトって。

10年もすればそこまで成長するんだもんな。

 

 

で、そしてそこから4、5年もすればもう成人式だもんなぁ。

私は、上映前に見た振袖レンタルのCMを、そこでぼんやりと思い出していました。

ごめんよ着物屋さん。
まさかこの後、人間の性的成熟について思いを馳せられるとは思ってなかったろうな。

 

 

 

『あのシーン』で、雪がばたばたと溶けて水に変わるのが凄く象徴的で、私は好きです。

 

 誰か一人くらいの心を壊して 人は大人になるのか

 

 

トンネル事件以降、友人グループ含め、人物の顔つきが大人っぽくなった印象を受けました。

まぁ、そうなるのも当然の大事件を引き起こしちゃったわけだけどさ。

 

今までは、同性でのじゃれあいも、異性への憧れ、つーか妄想も随分と子どもっぽいもので、その分残酷さを感じたのですが…

 

 

人はそれぞれの【大事件】を通して、他者の存在を認識するのか。

 

でも壊された側はたまったもんじゃねぇよな。

私は気付かぬうちに、壊した側にはなってなかったか? いやあるよな可能性。

中学の頃を考えました。

 

 悪い人は、誰の中にも棲んでいる

 

本作における『悪役』というか…

まぁその、主人公たちの行動を阻もうとする立ち位置のキャラは居るのですが

 

まぁ…けっこうカリカチュアされてるとはいえ、

 

こういう感情、こういう行動に走っちゃう衝動、

 

誰の中にも少なからずあるよなぁと思いました。

 

「変人」と噂が立っている。
→ 一度立った噂、この規模のコミュニティじゃ大変だったろうな。
でも、町のご神体、命綱そのものの山を祀る神社の家系。
→ みんな口出ししない、できない。忌憚なく話してくれる人いなかったのかも。

 

こういう人って、でも町に縁故採用されるよね。
→あるあるある。

 

いっそこの町出ていれば…。
→でも家系(家業)がそれを許さないよね。

【叔父さん】の項目で後述しますが、彼もまた囚われ人だったんだろうな。

 

彼が住人にかけていた呪いというか、暗示が解けたあと

それでも残ってくれたお取り巻きの数が、まぁビミョウな数で、それがまたリアルで…泣けました。

 

 

 

あー、私がここの住人なら、このお取り巻き達に入ってるかなぁ。

 

けっこう面倒くさがりで、

声のでかい人に判断丸投げしたこともありました。

 

『宙船』の世界なら、みゆきさんに咎められるような生き方した覚えもあるのですわ。

 

いや! でもその反面、けっこう我が儘だからなぁ。

「誰がお前に従うか」ってところも多分にあるし。

どうだろう、やっぱりお取り巻きにはならないか。

 

 

 

 

 叔父さんは嫌いじゃない

 

14歳の少年少女が目的意識に目覚めて冒険譚の主人公に成長しようと、大人たちは道を譲ってやる必要はなーんもないのである。

 

ゆけ、叔父さん、自分の目的の為に。

 

この物語の設定である

『時間が止まった』 『閉ざされた世界』

 

それって現実ではまずありえないけど

 

この叔父さんが抱えている

 

  • あの時もう一言添えてれば

 

  • あの日勇気を持って出掛けていれば

 

  • あの話断っていれば…

 

そうしたら 【IF】 の道もあったかもしれないと悶々とすることは凄く心当たりあって
叔父さんに親近感持ちました。

 

ちょっと 『紫の桜』 のAメロを思い出しました

 

あ! 『紫の桜』はこちらに収録されてます。

 

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どうにも引きずってしまって、そこに捉われて次の一歩が踏み出せない。

 

 

これじゃイカンと思いつつ、どうにも抜け出せない、動き出せない。
見伏の町は、私たちの心の町か。

 

ゆけ、叔父さん、自分の目的の為に。

これからの時間を生きなおすために。

 

 じいちゃん死んでもたーーーー!(涙)

 

と思ってたので

「生きとったんかぃわれぇ!!」

安堵いたしました。

 

ええ…。  後方から横っ面から、あんな衝撃受けて平気なのか…。

 

案外この世界で一番のタフネスなのでは?

 

爺さま、畏るべし!

 

 主題歌

 

満を持して、主題歌の登場。

 

見た瞬間の反応がこちら

 

 

 

岡田磨里監督の『控えおろ~。みゆきさまの御成り~』を見た気がしました!

ねぇ、こころなしか、瀬尾さんのフォントもでかい気がするぞ?

(補足:自分もそうすると思う)

 

 

上映時間2時間弱。
こうしていっぱい考えられたし、エンタメとしてもよかったです。

あ~、映画見たな~って感じ。満足です。

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