2022年 タイトルホルダーのあゆみ
2022年 タイトルホルダーのレース
日経賞タイトルホルダー 毎日杯ドゥラドーレス そしてお疲れさまダンビュライト
「ルーラーシップ&ドゥラメンテ産駒を追う」 祝!2022天皇賞(春)
「ルーラーシップ&ドゥラメンテ産駒を追う」 祝!2022宝塚記念
間もなく発走!
阪神競馬場を主に取り上げる番組を見ていた為、中山にカメラが変わったのはもう出走直前の時刻でした。
『実績的にはタイトルホルダーとアスクビクターモアですが、道悪適性が未知数で~タイトルホルダーは去年の日経賞が辛勝だったんですよね』
うん…頷くよりない見立てです。
いきなりゲリラ豪雨を浴びせられた昨年の凱旋門が頭をよぎって、この週末の天気予報に溜め息ついてました。
ちょうどカメラは和生に促されてゲート入りするタイトルホルダーを捉えています。
(すみません、あまりにも人馬一体感が尊すぎて、和生呼び。横山和生騎手です!)
『中山3勝してますが』
阪神専用機と揶揄されている事も頭をよぎります。
マイナス要素に意識を向けるな、そこにコミットするなぁ。
あぁぁ~。勝って当然、追われる立場であることはなんてきついんだろう。
もしこれで負けたら?
(怪我なく安全に、が大前提だけど) 嗚呼、そんな世界線見たくない!!
スタートしました!
ん?ん?
黒帽と緑の勝負服が一瞬保護色ぅぅぅ~!
凝視していたのに見失いました。
それほどまでに、人馬とも頭を低く、矢のように飛び出ます。
居た居た、いつも通りの戦法。指定席。彼がいつも通りであることに安堵します。
凱旋門賞の激闘と、有馬記念のらしくなかった姿が、私の心に思いがけない深いダメージとなっていました。
うぅ…。最内を通るタイトルホルダー。
そこは荒れてないか? 走りづらくはないか?
一完歩ごとに、次の瞬間に、
脚がもつれはしないかと気が気ではありません。
ディアスティマが! 並ばれても焦らないで。 そこで消耗しないで。
ライラック? ライラック上がってきた?
歓声が徐々に大きくなってゆきます。
直線向きました。タイトルホルダーまだ先頭を堅持しています。
ここから誰か来るか。
ボッケリーニ!!
あ。
これは…もらった。もう大丈夫!
圧勝、完勝の言葉が飛び出します。
終わってみれば安心、堅実のひとり旅でした。
8馬身!8馬身ですよ!
不良馬場で8馬身て!
あぁぁ。
後でもういっぺん録画見よ。
(ゲート入りぽんぽんがまた見たい)
ふわぁぁ~ とても素敵。
日経賞を勝ったタイトルホルダーです。
「スタートの1歩目があの反応だったので、今日は何も心配がありませんでした。最後もどれだけ後ろを離してくれるか、と思って乗っていました」
と横山和騎手。
59キロ。
着差8馬身。
強かった。
「貫禄勝ち」とはこのこと。
愛情と絆。
おめでとうございます。 pic.twitter.com/Cdhmrrw1j7— 競馬ブック 自由帳 (@bookjiyucho) March 25, 2023
(↑ 競馬ブック 自由帳さまのTwitterより)