「ルーラーシップ&ドゥラメンテ産駒を追う」 2023日本ダービー 【出走馬全てが命を燃やしてた】 

man riding brown horse during sunset 競馬

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 スキルヴィングが天に召された

 

この記事にアクセスしてくださるくらいの人なら当然ご周知のこととは思いますが、ダービーでは大変なことが起きました。

 

平時よりも、圧倒的に多くの人が目にする機会のある、ダービーという舞台で発生したということ

 

高揚した祭りの気分から、一瞬にして地面に引きずり下ろされた衝撃も大きく

 

競馬ファンから、日頃そこまでレースを見ない人も含めての、うねりになっていると感じます。

 

応援している仔がG1に出たら

ブログ書くのが習慣になっているとはいえ、自分も記事にするのを迷いました。

 

最後をまとめる言葉さえ今は見つからないし

 

『欠番』にしようかなとも思いました。

 

でも、そういうのも、今回の自分の推し馬である

  • フリームファクシ
  • シーズンリッチ
  • ドゥラエレーデ

 

3頭が、ここを目指して歩んできた
その経歴の集大成を無視するような気もしたし

 

旅立ってしまったスキルヴィング

そして全ての出走メンバーが命を燃やした記録に蓋をするようで。

 

 

 

迷いました。

 

受けた衝撃を外に出して

自分がラクになりたい、

一区切りつけたいという気持ちもあるのかもしれない。

 

外に出すことで誰かに受け止めてもらいたい、

わかちあいたいという、綺麗な名前をつけたどす黒い欲かもしれない。

 

 

 

途中までは、いつも通りのレース所感を書いております。

 

 

以降、よろしければお付き合いください。

 

 14:40~ 番組冒頭VTR

 

 ソールオリエンス

 

そっかー、ソールオリエンスかー。

確かに皐月賞の映像見たらなかなかのインパクトだわー。

 

そして鞍上の横山武史。

若武者という言葉がよく似合う。

 

エフフォーリアという思い入れたっぷりで、そして相手もそれに応えてきた、そんな最高のパートナーと、この春お別れすることになった。

 

ダービーはエフフォーリアを勝たせてあげられなかった舞台。

 

落とし物を、ここまで無敗のソールオリエンスと共に…!

 

わー。

 

そりゃ番組が食いつくわー。

ドラマになるわー。

 

 スキルヴィング

 

 

青葉賞組のジンクスを / 名手C・ルメールと共に

 

あ、青葉賞ってそうなんだ。

 

何年経っても、権利獲りレース/前哨戦 といえば

『プリンシパルSは ルーラーシップが切符を掴みとったレース』

 

『ドゥラメンテの共同通信杯はぐちゃぐちゃだった(でも素質だけで2着に入った)』

 

ばっかり記憶に甦るわ~。

 

あー、推し馬全部、冒頭VTRから外れた~。

 

その私の推し馬

 

ドゥラエレーデ! …8番人気!?

フリームファクシが12番人気。

シーズンリッチが14番人気。

 

あっ…。

 

そりゃVTRにもならんか…。

 

 

凄いなこれ。

全部来たら大穴なんだけど! (でも買わない)

 

 横山武史騎手

 

うわぁ、凄い表情に自信がついてきたなぁ横山武史ジョッキー!!

 

『あの時とは違うのだ』

 

『さらに経験積んで、大きなものを掴みにいくのだ』

 

『それだけのものを積み重ねてきたのだ』

 

 

あー、私もこの年齢でこの表情ができるような人生送りたかったなー。

 

いやこれはこれで愛しい生涯だけど、この年齢で既にこんな感じってどんなんだろーなーって。

 

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 パドック

 

ファークシーー!!

もう可愛いっ!!

(あー、勝ち負け期待してる応援の仕方じゃねぇなこれ。でも可愛いんだもん!)

 

 

 

 

シーズンリッチ
二人引きでちょっと荒ぶってる。

 

 

 

ドゥラエレーデ

うん、いいんじゃないかな。

一人引きで、周りを見ているところも余裕を感じさせる。いいと思う!

転戦転戦なのも、馬にいい意味での根性つけさせてると思う。

「へー、今日はここかー」くらいの?

 

 

 

 

ソールオリエンス

彫像みたい…。作り物みたい…。

褒め言葉として、そんな感想が浮かんできた。

あ、あれだ!トルクメニスタンの馬みたいな!

 

皮膚が薄く、毛も輝くように美しい。

 

 

 本馬場入場

 

ファクシーー

カニ歩きーー!!

 

シーズンリッチ

なんか、オフの時のドゥラに似てるよ!

親子だなぁ。そう思った!

 

ドゥラエレーデ、静かに流してる。この落ち着きはいいと思う!

 

 

 ゲート前

 

ファクシ ジョッキーにこにこしてるやん。いいと思う!

心に余裕。いい傾向!

 

 

 

うわぁーあらためて凄い人だなぁ。

 

先週川田ジョッキーが、静かにしてくれって呼びかけてたけど今日はどう?

この熱気、一人一人が吐息を漏らすだけでうねりになりそう。

 

 

ファンファーレ綺麗~!

 

 

 スタートしました!

 

誰か落ちた!

 

それも私が凝視していたところで!!

 

ドゥラエレーデ!!』

 

あっそ。

 

そうですか。

 

落ちましたか。

 

ダービー終わった……。

 

コンチクショウ。こうなったら『ダービーカラ馬一着入線』の珍記録を打ち立ててやれ!

 

以前、君の親戚筋のポルトフィーノ(ルーラーシップの姉)が

エリザベス女王杯のカラ馬一着というのをだなぁ…。

 

いやごめん。

 

潰えた熱量の持って行き場に困って、一瞬そんなこと考えた。

 

今後の為には、今日はもう全力疾走しない方がいいよ。

 

 

あー、うん。速度落ちてきた、いい仔だね。

 

 

シーズンリッチ

 

フリームファクシも!

 

あー、ちょっと…。

 

直線で沈むのを確認。

 

18頭の中の、さらに強いグループが、ゴールへ雪崩れ込むのを見ました。

 

 

 そして

 

腹帯を解かれ、しゃがみこんだ騎手に撫でられている馬体。

 

馬場でゼッケンが放り出された時って

 

レースの成立よりも、馬の体が楽になれることが急がれる状態であること。

 

出走馬としての扱いでなく、一頭の馬に戻ること。

 

それは今までいろんなレースを見てきた中で、肌で感じ取ってきたものと言えます。

 

数秒のカットで緊急事態ということがわかってしまいました。

 

 

そこからは、放心状態だったり

慌てて情報拾ったりを繰り返し

 

そして公式発表を待つよりないと思って

 

体感的には長い長い時間を過ごし

 

スキルヴィングの訃報に触れました。

 

正直、まとめの言葉が書けません。

 

なぜこうなったのか、問題はなかったか等々、議論も続きそうな気がします。

 

私の理解では追いつかないことが多すぎる、けれどここに出てきたすべての馬は、命を燃やして頑張りました。それぞれの陣営は、関係者は、その下支えをしました。そうだと思ってます。

 

スキルヴィング号のご冥福をお祈りいたします。

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